「尿トラブル」原因を徹底解明…頻尿・尿もれ・残尿感「冬の尿トラブル」原因と解決法(健康カプセル!ゲンキの時間)
近年、様々な自治体で尿トラブルに対する市民講座や尿もれ予防体操教室が開催され大人気です。頻尿や尿もれなどの尿トラブルは男女問わず起こり、60歳を境に尿のお悩みを感じる人は急増します。放置しているとますます悪化し、睡眠不足・外出への不安・気の落ち込みなどによって身体を動かす機会が減り、寝たきりの要因の1つになることもあります。
冬に悪化しやすい尿トラブルの原因と対策
尿トラブルの基礎知識
冬にトイレが近くなる理由は?
- 冬は尿トラブルが深刻になる季節です。
- 冬にトイレが近くなるのは、寒さもありますが、汗をかく量が減ると体内の水分が減りにくくなり、その分、尿として排出されるため、尿量が増えます。
尿トラブルを歳のせいだと諦めない!
- 「歳だから仕方ない…」と諦めてしまいがちですが、尿トラブルの原因は季節や加齢以外にも色々あります。
- 原因をしっかりと見極め、早めに対処することで長く健やかに過ごせるでしょう。
頻尿とは?原因と対策
頻尿について
- 頻尿の定義は「起きている間の排尿の回数が8回以上」です。
- 一般的な成人が膀胱にためられる尿の量は約500mLです。
- 通常、膀胱の容量の半分ほどの200〜300mLで尿意を感じ排尿されます。
- 頻尿の場合は少ない容量で尿意を感じてしまうため、トイレが近くなってしまいます。
- 原因として考えられるのは「膀胱の容量が小さい」ことや「膀胱に尿がためられない」ことです。
頻尿の原因「過活動膀胱」
- 頻尿の原因の1つが「過活動膀胱」です。
- 過活動膀胱とは、膀胱や神経のトラブルによって、尿の量に関係なく尿意を感じてしまう状態を指します。
- 原因は、加齢や生活習慣です。
- 日本では1000万人以上が悩まされ、女性だけでなく男性にも多いです。
- 突然強い尿意を感じる場合は、過活動膀胱になっている可能性があります。
- 過活動膀胱は、ちょっとした意識で改善できる可能性があります。
過活動膀胱の簡単改善法「膀胱トレーニング」
- 過活動膀胱を改善するには、少しずつ尿をためる時間を延ばしていくことが大切です。
- おすすめなのが「膀胱トレーニング」です。
- 尿意を感じたら深呼吸をしながら他のことに意識を向け、5分程度我慢してからトイレに行きましょう。
- 過活動膀胱による尿意は1〜2分で落ち着く事が多く、尿をためるくせをつければ自然とトイレの回数が減少します。
- 5分我慢するのが苦でなくなったら10分我慢してみるなど、少しずつ時間を延ばしていくと良いでしょう。
尿もれの種類と原因、改善エクササイズ
くしゃみで起こる尿もれ「腹圧性尿失禁」
- 尿もれの原因の1つ「腹圧性尿失禁」とは、お腹に強い圧力がかかった時、尿がもれ出してしまう症状です。
- 特に女性に多く、くしゃみや重い荷物を持ち上げる時、階段の上り下りでも尿がもれ出す場合があります。
- 原因は、尿を調整する筋肉「骨盤底筋」の緩みです。
- 骨盤底筋は、産後や加齢で緩むといわれています。
腹圧性尿失禁の簡単改善法「骨盤底筋を鍛えるエクササイズ」
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ステップ1:準備
硬めのイスを準備し、浅めに腰掛けます。脚を肩幅に開き、骨盤が立つように背筋を伸ばしましょう。 -
ステップ2:実践
肛門を引き上げるように力を入れ、その後緩めます。 -
ステップ3:継続
10回繰り返し、1日5セットを目安に行いましょう。
冬に多い尿トラブル「尿が出にくい・残尿感」
原因(1)前立腺肥大症
- 残尿感の原因の1つ「前立腺肥大症」は、男性の膀胱付近にある前立腺が加齢などの影響で肥大化し、尿道を圧迫し、排尿がしにくくなる病気です。
原因(2)尿道括約筋の緊張
- 排尿は、自律神経によって制御されています。
- 脳から「尿を出しては行けない」と信号が出ると、交感神経が働き尿道括約筋を緊張させ、尿がもれ出ないようにしています。
- 「尿を出して大丈夫」と脳から信号が送られると副交感神経が働き、尿道括約筋の緊張が解け、排尿ができます。
- 尿が出にくい原因の1つに、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くできず、尿道括約筋の緊張が解けにくくなっている場合があります。
- 膀胱にも適量があり、尿をためすぎると力が出ないので、基本的には尿をためすぎないことが大切です。
頻尿・尿もれ…男女別の治療法
女性の尿トラブル治療
- 女性の「頻尿」や「尿もれ」の治療は薬での治療が中心です。
- 重度の「腹圧性尿失禁」には、メッシュ状のテープを使い、尿道の下側を支えることで尿もれを改善する手術もあります。
男性の尿トラブル治療
- 男性の場合、圧倒的に多い病気が「前立腺肥大症」です。
- 50代くらいから症状が出始め、軽症も含めると60代で約5割、70代で約6割の人が前立腺肥大症に相当します。
- 前立腺肥大症の治療は、薬も多数あり、薬でなかなか改善しない場合は手術が行われます。
前立腺肥大症の手術による治療
- 前立腺肥大症の手術は、尿道から内視鏡を入れて、ホルミウムレーザーという特殊なレーザーで肥大した前立腺をくり抜くように切除します。
- くり抜いた前立腺は膀胱内で細かく粉砕し、吸引することで体外に排出されます。
- 手術方法は病院や症状によって異なります。
もしかして前立腺肥大症?危険度チェック
下記の項目に2つ以上当てはまる場合は、泌尿器科で検査をオススメします。
- 排尿後に残尿感を感じる
- 排尿後2時間以内にトイレに行きたくなる
- 排尿中に尿が途切れる
- 排尿を我慢するのがつらい
- 尿の勢いが弱いと感じる
- 出し始めにいきむ
- 眠っている時に尿意で2回以上起きる
当院では頻尿や尿もれなどの尿トラブルに対して漢方療法やAWG療法(自費)を行っています。
