PRP療法
長引く肩や膝などの痛みにお悩みではありませんか?
「色々な治療を試したけれど、なかなか良くならない」
「手術はできるだけ避けたい」
そういったお気持ちを抱えている方は、少なくないと思います。
白山リハビリ整形外科では、そのような患者さんのための新しい選択肢として「再生医療」に力を入れています。
再生医療とは、ご自身の血液や組織が本来持っている「治ろうとする力(自己治癒能力)」を最大限に引き出し、痛みや損傷のある部分の修復を促す治療法です。
特に、スポーツ選手がケガの治療に用いたことで注目を集め、近年では整形外科の分野でも、変形性関節症などの慢性的な痛みに対してその効果が期待されています。
当院は白山駅からすぐの場所にあり、アクセスも便利です。
つらい痛みを諦める前に、ご自身の治癒力を活かした再生医療という選択肢について、ぜひ一度私たちにご相談ください。
再生医療で対応できる症状や疾患
再生医療は、様々な部位のなかなか治らない痛みやケガに対して適応となる可能性があります。当院では、特に以下のような症状や疾患でお悩みの方にご提案しています。
-
膝の痛み・・変形性膝関節症、半月板損傷、膝の靭帯損傷など
-
肩の痛み・・腱板損傷など
-
肘の痛み・・テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)など
-
スポーツによるケガ・・肉離れ、アキレス腱炎など
ご自身の症状が再生医療の対象となるか分からない場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
なぜ痛みが長引くのか?再生医療が注目される理由
ケガをすると、その部分には炎症が起こります。
通常、この炎症は組織が修復される過程で自然と治まっていきます。しかし、関節や腱などに繰り返し負担がかかったり、加齢によって組織の修復能力が低下したりすると、炎症が慢性化してしまい、痛みが長引く原因となります。
この「治りきらない」状態を改善するために重要なのが、「成長因子」と呼ばれる物質です。
成長因子は、細胞の増殖や分化を促し、傷ついた組織の修復を助ける働きを持っています。
再生医療(PRP療法)は、ご自身の血液からこの成長因子を豊富に含む成分を抽出し、濃縮して、痛みのある部分に直接注射する治療法です。
これにより、体の自然な治癒プロセスを強力に後押しし、慢性的な痛みの原因となっている組織の修復を促すことが期待できるのです。
PRP(多血小板血漿)療法
PRP(Platelet-Rich Plasma)療法は、ご自身の血液を採取し、遠心分離機にかけることで、血液中の血小板を濃縮して抽出する治療法です。血小板には、たくさんの成長因子が含まれており、これを痛みのある関節や腱、靭帯などに注射することで、組織の修復を促進し、痛みの軽減を目指します。
多くのスポーツ選手がケガの治療に用いていることで知られています。
再生医療の治療の流れ
当院では、患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と安全な手順を徹底しています。
-
診察・カウンセリング まずは医師が丁寧に診察し、症状やこれまでの治療経過をお伺いします。エコー(超音波)検査などで患部の状態を正確に把握し、再生医療が適しているかどうかを判断します。治療法や効果、リスク、費用について詳しくご説明し、ご納得いただいた上で治療計画を立てます。
-
採血 治療当日、腕の静脈から少量の血液を採取します。量は通常の健康診断と同程度ですので、ご安心ください。
-
分離・濃縮 採取した血液を専用の遠心分離機にかけ、再生医療に用いる成分(PRPの元となる血漿)を抽出・濃縮します。PRP療法の場合は、院内で約30分ほどで完了します。採取した血液を特定細胞加工物製造施設へ送り、加工・検査を行う場合は、治療(注射)は後日となります。
-
注射 痛みのある部位に対して、エコー(超音波)で患部を確認しながら、正確に注射を行います。これにより、治療効果を最大限に高めることを目指します。
-
治療後 注射後は、数分安静にしていただいた後、すぐにご帰宅いただけます。治療当日は、入浴や激しい運動はお控えください。注射後、数日間は注射部位に痛みや腫れが出ることがありますが、これは正常な治癒反応の一部であることが多いです。
料金について
再生医療は、健康保険が適用されない自由診療となります。
関節:100,000円(税込)、両側の場合 165,000円(税込)
筋・腱・靭帯損傷:55,000円(税込)
再生医療についてのよくある質問
Q1. 治療の際に痛みはありますか?
A1. 採血時と患部への注射時に、通常の注射と同様の痛みがあります。注射する場所によっては、局所麻酔を使用することも可能ですのでご相談ください。また、治療後数日間、注射部位に鈍い痛みや腫れを感じることがありますが、徐々に軽減していきます。
Q2. 1回の治療で効果はありますか?何回くらい治療が必要ですか?
A2. 効果の現れ方には個人差があります。1回の治療で痛みが大きく改善する方もいらっしゃれば、複数回の治療が必要な方もいます。症状や損傷の程度によって異なりますが、一般的には2~4週間おきに数回の治療をお勧めすることが多いです。医師が診察の上、最適な治療回数をご提案します。
Q3. 副作用やリスクはありますか?
A3. ご自身の血液を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応といった重篤な副作用のリスクは極めて低いと考えられています。ただし、注射に伴う一般的なリスクとして、感染、出血、痛み、腫れなどが起こる可能性はゼロではありません。当院では衛生管理を徹底し、安全に治療を行っています。
Q4. 健康保険は使えますか?
A4. 再生医療(PRP療法)は、現在のところ健康保険の適用外となっており、全額自己負担の自由診療となります。
白山リハビリ整形外科のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
整形外科の臨床現場では、湿布や痛み止め、リハビリテーションといった保険診療で改善する患者さんが多くいらっしゃる一方で、どうしても痛みが取りきれず、日常生活に支障をきたしたままお悩みの方も残念ながらいらっしゃいます。
当院では、そうした患者さんの「最後の砦」となりたいという思いから、再生医療をはじめとする新しい治療法を積極的に取り入れています。
私たちは、ただ痛い部分だけを診るのではなく、リハビリテーション科医の視点から呼吸や姿勢、動作といった全身のバランスを評価し、整形外科医の視点から局所の問題を正確に診断します。
この両方からのアプローチこそが、当院の強みです。
保険診療でできることを最大限に行い、それでも改善が難しい場合には、動注治療や再生医療といった自由診療の選択肢もご提案します。
大切なのは、患者さんお一人おひとりがご自身の状態を正しく理解し、ご納得の上で治療法を選択することです。
「この痛みと一生付き合っていくしかない」と諦める前に、ぜひ一度、白山リハビリ整形外科にご相談ください。あなたのつらい症状が少しでも和らぎ、笑顔を取り戻せるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。
