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胃のトラブル「胃がん」など深刻な病気も…胃もたれ・胃痛の原因と対策(健康カプセル!ゲンキの時間)

[2026.01.08]

胃の不調、その原因と対策

胃もたれが気になる方は多いのではないでしょうか。胃は「おしゃべりな臓器」と言われるほど、不調が表面に出やすい臓器です。胃もたれ、胃痛、膨満感など、胃のトラブルは多いですが、中には胃がんなど深刻な病気が潜んでいる場合もあるので注意が必要です。ここでは、胃もたれ・胃痛の原因と対策などを紹介します。

胃の主な役割

消化 胃に食べ物が入ってくると、強い酸性の胃酸が分泌されます。筋肉を収縮させながら食べ物と胃酸を混ぜ合わせ、3〜6時間かけて消化し腸へと送ります。
その他 消化以外にも、食べ物と一緒に入ってくる細菌を胃酸で殺菌したり、熱い物や冷たい物がそのまま腸に行かないように温度調節をしたりする役割もあります。

慢性胃炎について

慢性胃炎の原因
  • 慢性胃炎とは、慢性的に胃に炎症がある状態を指します。
  • 主な原因は、食べ過ぎ・飲み過ぎピロリ菌感染です。
  • ピロリ菌は、胃の表層を覆う粘膜の中に棲みつく菌で、ウレアーゼという酵素を作り出し、周囲の胃酸を弱めてしまいます。
  • その結果、消化能力が低下し、胃の負担を大きくしてしまいます。
慢性胃炎を放置するとどうなる?
  • 慢性胃炎を放置すると、胃粘膜が萎縮して薄くなる「萎縮性胃炎」につながる恐れがあります。
  • 萎縮性胃炎が進行すると「胃がん」のリスクが高まります。
食べ過ぎ・飲み過ぎ以外のNG行動
  • 胃の不調の原因の多くは、生活習慣にあります。
  • 食べ過ぎ・飲み過ぎ以外に「噛む回数が少ない」場合は要注意です。
  • 推奨する咀嚼回数は15回です。
  • 食べ物を小さく砕けば砕くほど胃に優しく、よく噛むことで唾液も出るので、胃の中で消化液や胃液と混じり消化吸収にも良い効果があります。適切な咀嚼回数で食べることによって、脳にある満腹中枢を刺激し食べ過ぎによる胃の負担も防げます。
胃の状態がわかる「ひよこマーク」
  • ひよこマークとは、ひよこの足跡のように見える胃の毛細血管のことです。
  • 胃カメラで見ることができ、このマークが多ければ胃酸が正常に分泌されている証拠となります。
  • ひよこマークが少なくなると、胃酸の分泌が十分ではないため消化が遅くなり、胃もたれが起きてしまいます。
  • ひよこマークは、食生活などの改善によって復活します。
  • 軽度の慢性胃炎の場合、早ければ6か月ほどで改善が見られます。

逆流性食道炎を防ぐ対策

逆流性食道炎とは?
  • 逆流性食道炎とは、ゲップや咳などがきっかけで胃酸が逆流し、それによって食道が炎症を起こしてしまう状態です。
  • 放置して慢性化させてしまうと、食道がんのリスクが上昇してしまいます。
逆流性食道炎を防ぐ寝方
  • 逆流性食道炎予防に大事なのは、寝る姿勢です。
  • 胃の構造は、左側が膨らんでいるため、左側を下にして寝ると、膨らみに胃液を溜めることができるので逆流が起きにくいです。
  • 右側を下にすると膨らんだ部分に空気が溜まってゲップが出やすくなるので、胃液が逆流しやすくなります。
  • 寝返りは気にしなくても大丈夫ですが、左向きで寝ることが逆流性食道炎予防にはおすすめです。仰向けに寝ても比較的左側に胃液が溜まってくれます。

胃下垂について

胃下垂とは?

胃下垂とは、胃が正常な位置より常に下がっている状態です。胃を支える筋肉や脂肪が少ない痩せ型の人に多く、日本人の1〜2割が胃下垂なのだとか。胃下垂の人は、胃酸が溜まりやすく、体調が悪いと胃にキリキリとした痛みを感じたり、朝食べ物が胃に残っているような違和感を覚えたりすることがあるそうです。

食生活における注意点

胃下垂の人が特に気をつけないといけない生活習慣は「食生活」です。通常の胃よりも腸へ運ぶのに負担がかかるため、食べ過ぎは良くないそうです。一方、何も食べていなくても胃酸は出るので、食事を抜くと胃の中に胃酸だけの状態が続き、胃にかなりの負担がかかるのだとか。そのため、大切なのは1日3食しっかり食べることです。適度な胃酸分泌や蠕動運動が行われ、胃の負担を和らげてくれます。「3食は多い」という人は、1食の量を調節してでも朝昼晩と食べるようにしましょう。これは、胃下垂に関わらず心掛けたいポイントです。

胃下垂改善には筋トレが効果的

先生によると、胃下垂の対策で大切なのは「規則正しい食事」「筋肉を鍛える」ことです。特に腹筋を鍛えることで、胃を支える筋力がつき、これ以上垂れ下がるのを防ぐことができるそうです。

猫背の人は要注意!

猫背の人は、上半身の重みで胃が圧迫されて胃下垂が悪化することがあるそうです。これは、胃が通常の位置にある人も同じです。そのため、姿勢を意識してストレッチなどを取り入れることもおすすめだそうです。

機能性ディスペプシアについて

機能性ディスペプシアとは?
  • 胃痛などの症状が慢性的に続いているにも関わらず、内視鏡で確認しても炎症などの問題は見られず、ピロリ菌検査でも異常がないなど原因が見つからない病気です。
  • 主な症状としては、慢性的なみぞおちの痛みや胸焼け、胃もたれなどがあります。
  • 新たな国民病とも言われるほど患者数は多く、国内では10人に1人に見られます。
機能性ディスペプシアの原因
  • 機能性ディスペプシアの主な原因は自律神経の乱れです。
  • 自律神経とは、食べ物を消化したり心臓を動かしたりと、生命維持のために欠かせない神経です。
  • 睡眠不足やストレスなどで自律神経が乱れ、機能性ディスペプシアの症状が起こることがあります。
機能性ディスペプシアの対処法
  • 機能性ディスペプシアを完治することは難しいですが、症状を緩和することはできます。
  • 原因はストレスなので、周囲の人々も理解をしていくことが大事です。
  • 機能性ディスペプシアの人は「刺激が多い食事」「脂肪の多い食事」「アルコール」「カフェイン」を避けることで、症状の軽減につながります。
  • お酒を飲む場合は、休肝日を必ず作り、1日の純アルコール量を男性40g(目安:缶ビール500mL×2本)女性20g(目安:缶ビール500mL×1本)以下にして胃を守ることが大切です。

当院では胃下垂、胃の膨満などの症状に対して、漢方療法やAWG療法(自費)を行っています。

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