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「冬の肌のお悩み」第1位は?冬の肌トラブルの原因と対策(健康カプセル!ゲンキの時間)

[2025.12.31]

冬の肌トラブルとその対策:乾燥、あかぎれ、しもやけ、低温やけど

連日続く厳しい寒さ、この時期のお悩みといえば肌のトラブルです。たかが肌の問題と侮ってはいけません。皮膚は、外敵から身体を守るバリアの役割をする大事な器官です。冬の乾燥はそのバリア機能を低下させ、炎症や感染症を引き起こしてしまうこともあります。

皮膚は全身の鏡

皮膚は「全身の鏡」と言われていて、病気など身体のSOSを知らせてくれる大切な器官です。肌そのものが健康だと身体も健康なので、日頃のケアが非常に大切です。

肌トラブルが意外な病気の引き金にも!

皮膚は色々なものから身体を守っているので、肌のバリア機能が崩れると色々な感染症にかかりやすくなります。溶連菌(溶血性連鎖球菌)により「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」につながることもあります。蜂窩織炎とは、溶連菌などの細菌が傷口から感染し最悪の場合皮膚の壊死などを引き起こす感染症です。あかぎれからばい菌が入ることや、ささくれを剥いたところから細菌に感染して「ひょう疽(そ)」という手や足の爪の周囲に急性の炎症が起こる病気につながることもあるので注意が必要です。

冬の肌のお悩み第3位:しもやけ

しもやけは医学的には「凍瘡(とうそう)」と言い、毛細血管が集まる手足の末端などで血流が滞る事で炎症が起き、痛み・かゆみが生じます。皮膚が気温差に対応しにくい子どもに発症することが多いそうですが、大人でも末端冷え症の人や外仕事が多い人は発症しやすいです。

しもやけ対策
  • 冷やさないことが一番、指に血がたまらないように手をグーパーすると良い。
  • 手のひらを開いて閉じてを繰り返すだけ。
  • 手先に冷えを感じた時に行うことで血流を促進する効果が期待できます。
  • 他のことをしながらでもOK、じんわりと指先が温かくなるのを感じるまで。
  • 足が冷える人は、足の指でも同様に行うと良い。
  • 初期段階では市販の専用クリームを塗るのが効果的。
  • 重症化すると水ぶくれができたり、それが破れて潰瘍(かいよう)になったりすることもある。
  • そうなる前に、強い痛みを感じたら早めに皮膚科を受診しましょう。

冬の肌のお悩み第2位:あかぎれ・ひび割れ

あかぎれは医学的には「亀裂」と言い、乾燥して硬くなった角質(表皮)に力が加わり、割れてしまいます。その原因の多くを占めるのが洗い物です。洗剤に含まれる界面活性剤やお湯は、手の脂分を奪うため皮膚を乾燥させてしまいます。手が濡れると水が蒸発する際に皮膚の中の水分も奪ってしまうので乾燥につながり、あかぎれやひび割れを引き起こしてしまいます。

あかぎれ・ひび割れ対策
  • 一番の対策は手袋をして洗い物をすることです。
  • 洗浄力・肌への負担が強い順に「弱アルカリ性」「中性」「弱酸性」と洗剤にも種類があります。
  • 汚れの少ない食器を洗う時は「弱酸性」。
  • 油汚れがひどいフライパンは手袋をして「弱アルカリ性」。
  • 洗い物によって洗剤を使い分けると肌への負担を軽減できます。
  • 洗い物のあとはハンドクリームなどでこまめに保湿することも大切です。
  • あかぎれになったら、保湿して患部を絆創膏で保護する。
  • 炎症や腫れがひどい場合や強い痛みが続く場合は、皮膚科を受診しましょう。

冬の肌のお悩み第1位:乾燥肌

乾燥肌は、皮膚の角質部分の脂分や水分量が低下し乾燥した状態です。正常な皮膚には、細菌やウイルスなど外部の物質を弾くバリア機能が備わっています。乾燥して皮膚の水分がなくなると、外部から様々な物質が侵入しやすくなってアレルギー反応が起こり、皮膚の炎症やかゆみを生じてしまいます。乾燥肌の人が、特に注意すべきはお風呂上がりです。お風呂上がりは、体温で皮膚の水分が蒸発し、最も乾燥しやすいタイミングです。特に冬場は、長風呂で体温がより上がり、乾燥肌を悪化させていることもあります。

乾燥肌対策
  • 熱いお湯は、脂分が奪われやすくかゆみも起こりやすくなります。
  • 乾燥肌が気になる人は、38〜40℃のぬるめのお湯で、長湯を避けましょう。
  • 入浴前に湯船のふたを開けておけば、浴室も暖まり寒さ対策になります。
  • 男女問わず乾燥肌の人は、お風呂上がりの保湿も大切です。
  • 使うのは、化粧水でもクリームでもOK。
  • 大事なのは、上がってすぐに保湿をすることです。
  • 入浴後は皮膚が柔らかいため、保湿成分がより浸透しやすいです。
効果的な保湿クリームの塗り方
  • 保湿クリームを塗る量の目安は、片腕で「指の第一関節にクリーム×2」程度です。
  • ゴシゴシ塗らず横になでるように塗るのがポイント。
  • 皮膚の繊維は横向きなので、横向きに塗ることで溝にうまく成分が浸透し、より効果的です。

冬の肌のお悩み:低温やけど

低温やけどの正式名称は「低温熱傷」と言い、44〜66℃の比較的低い温度に長時間肌が触れることで起こります。皮膚の深部まで焼けるため、治るまで時間がかかったり、痕になったりすることもあります。低温やけど発症までの時間は、皮膚に直接当てた場合「44℃程度で3〜4時間」「46℃程度で30分〜1時間」「50℃で2〜3分」です。主な原因は、カイロ・湯たんぽ・こたつです。寝ている間など、気づかないうちに長時間当ててしまうことでやけどを引き起こしてしまいます。

低温やけど対策
  • 湯たんぽは、眠る前に布団を温めるために使用すると良い。
  • カイロは、眠る時に使用しない。
  • 肌に直接触れないようにし、1か所に長時間当てないようにしましょう。

正しい?正しくない?肌対策

◯「保湿クリーム+手袋をして眠る」 保湿クリームを塗って手袋をすると、適度な湿度が手袋の中で保たれます。そのまま朝を迎えられるので良い対策です。特に冬は暖房で乾燥していて、肌から水分が奪われやすいので、それを防ぐのにも良いでしょう。ただし、ビニール手袋など蒸れやすい素材はNGです。熱がこもらず保湿ができる素材を選びましょう。
×「お湯だけで洗顔をする」 基本的に顔は汚れるところなので、汚れを落とすにはお湯だけでバシャバシャずっと洗うことになってしまうため、その方が肌に良くありません。肌のためには、石鹸や洗顔料をよく泡立て皮膚を強くこすらないことが大切です。泡で汚れを落とすようにし、それを洗い流すと良いでしょう。
×「かかとを軽石でゴシゴシこする」 NGなのは軽石ではなくゴシゴシこすることです。ゴシゴシこすると肌に負担がかかります。特に軽石は目が粗いものもあるので、こするとかえって毛羽立ちができたり、さらに荒れてしまったりすることもあります。軽石を使う場合は「一定方向に軽くかける」こと。濡れている時にやるとやり過ぎになるので「乾いた皮膚に使う」ようにすると良いでしょう。

当院では肌のお悩みに対して、漢方療法湿潤療法AWG療法(自費)を行っています。

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