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みんなの「知りたい!」 「肺炎」(きょうの健康)

[2026.02.23]

「肺炎」という言葉とともに、よく検索されているキーワードから、どんなことを知りたいと思っている人が多いのか探り、ポイントを解説していく。また、「肺炎で気管支拡張症だと言われたが、たんを抑える方法は?」「CОPDの父が誤えん性肺炎にならないか心配」「非結核性抗酸菌症の疑いがあると言われて無症状のまま5年以上たったが、受診しなくても大丈夫?」などの疑問に専門家が回答する。

気管支拡張症と肺炎

気管支拡張症の症状を抑えるには?

肺炎と診断され、「気管支拡張症」と言われました。たんがよく絡みますが、「気管支拡張症」の影響でしょうか?たんを抑える方法があれば教えて下さい。

気管支拡張症とは

気管支拡張症は、気管から枝分かれした気管支が慢性的な炎症や感染によって拡張し、正常な形に戻らない状態です。気道の構造が損傷して拡張した結果、気道に吸入された異物や病原体を捕らえて体外に排出する機能が低下して、正常にたんを排出できなくなります。すると気道に粘液が貯まり、そこに細菌が定着し、さらに感染が進むという悪循環によって、粘液の分泌が進み、常に大量のたんを生じるようになります。

気管支拡張症の症状を抑える方法

この症状では、「去たん薬」や「粘液溶解薬」によって改善されることがあります。市販薬もあります。医療機関では、「胸部理学療法」や「呼吸リハビリテーション」によって気道に貯まったたんを効果的に排出する方法があります。また、定期的な予防接種感染予防の習慣の徹底禁煙生活習慣改善、さらに、適切な症例を対象にマクロライド系抗菌薬の少量長期投与を行うことも、症状悪化の予防につながります。

COPDと誤嚥性肺炎

COPD患者が生活習慣で注意すべきことは?

89歳の父はCOPDを罹患し、喘息もあります。普段から少し動くと息切れし、食事などでむせることがあり、誤嚥性肺炎にならないか心配です。生活習慣で注意することはありますか?

COPDとは

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、主に喫煙によって引き起こされる慢性的な肺の病気で、肺胞が次第に壊れて呼吸が困難になっていきます。日本では、40歳以上の700万人以上にCOPDの可能性があると推定されていますが、その多くが診断も治療も受けていません。COPDになると、嚥下と呼吸のタイミングが乱れやすく、気づかないうちに食べ物や唾液が気管に入る「サイレント誤嚥」が起こりやすくなります。また、一部の患者さんでは、せきの反射が弱まり、誤嚥しても異物を押し出せずに肺炎につながることがあります。さらに、加齢に伴って筋力が低下していたり、気管支を拡張する抗コリン薬の服用によって唾液の分泌が低下していたりすると、誤嚥しやすくなります。つまり、COPDの人は誤嚥性肺炎が起こりやすい条件がそろっています。

誤嚥性肺炎を予防するために

誤嚥性肺炎の予防のための生活習慣としては、食事をするとき、できるだけ背筋を起こし、頭が後ろに反らないように、あごを軽く引いた姿勢をとりましょう。また、「柔らかい」「適度なとろみがありまとまりやすい」「口の中に貼りつかずバラバラにならない」ような食事が安全に飲み込みやすいとされています。また、口の中の細菌が肺炎の原因になることが多いことから、定期的な口腔ケアを実践し、口の中を清潔に保つことは極めて重要です。可能であれば、専門の言語聴覚士から「嚥下機能訓練」を受けることも検討されるとよいでしょう。

非結核性抗酸菌症

非結核性抗酸菌症の疑いがあるが症状がなければ受診は不要?

CT検査で「非結核性抗酸菌症」の疑いがあると言われましたが、微熱やせき、血痰といった症状がないまま5年以上経ちました。このまま受診しなくても大丈夫でしょうか?

非結核性抗酸菌症(肺NTM症)とは

「非結核性抗酸菌症(肺NTM症)」は、結核菌以外の「抗酸菌」による慢性的な肺感染症です。数年から10年以上かけてゆっくり進行し、せき、たん、血痰、発熱、体重減少など、肺炎と似た症状を示すため、誤診されやすいのですが、肺炎とは別の病気です。正しい診断と長期的な治療が不可欠です。

症状がない場合の受診について

この方は5年以上症状なく経過しているので、今すぐ受診しなければならない状況ではないとも言えますが、この病気は、はっきりとした症状がなく、ゆっくりと進行することもあるため、「自覚症状が出たら検査を受けよう」と思っていると、治療のタイミングが遅くなってしまう可能性もあります。5年以上経過していますし、一度呼吸器内科を受診して、胸部の画像検査や喀痰培養などの再評価をしてもらうことをご検討されてはいかがでしょうか?

当院の対応

当院では気管支拡張症、COPD、非結核性抗酸菌症に対して、AWG療法(自費)を行っています。

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