『時間との勝負! 脳卒中最新情報 「脳梗塞 治療チャンスが拡大」』~2025.12.1 Eテレ~
脳梗塞について
脳卒中は、脳血管疾患とも呼ばれ、日本人の死亡原因の4位となっています。現在、190万人近くの患者が治療を受けています。脳卒中(脳血管疾患)の3分の2を占めているのが脳梗塞で、脳卒中の中で最多です。脳梗塞になると、麻痺が残り、その後の生活に大きな影響が出る可能性があります。しかし、早い段階で症状に気づいて適切な治療を行えば、劇的に改善する可能性が高くなります。
脳卒中の早期発見:FASTチェック
脳卒中の早期発見には、FASTチェックが大切です。
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Face(顔)のチェック
片側の口角が上がらない、顔が非対称でないかをチェックします。 -
Arm(腕)のチェック
両腕を前に伸ばしたときに片方の腕が下がらないかをチェックします。 -
Speech(言葉)のチェック
言葉が出にくかったりろれつが回らないかをチェックします。 -
Time(時刻)の確認
症状が出た時刻を確認してすぐに救急車を呼んで病院へ向かいましょう。
脳梗塞の治療ステップ
脳梗塞の治療は大きく分けて3つの段階があります。
発症から24時間以内の治療:再灌流療法
この段階では、詰まりを取り、血流を再開させる再灌流療法を行います。
- t-PAという血栓を溶かす薬剤を点滴で投与し、滞った血流の流れを回復させる方法
- カテーテルを脳の血管が詰まったところまで入れて、血栓を取り除く血栓回収療法
- 脳梗塞を発症して4.5時間以内であれば、まず薬を使い、血管の閉塞が残っていれば血栓回収療法も行う
- 4.5時間を超えていて6時間以内であれば、まず血栓回収療法を行う
発症から1週間以内の治療:原因の特定と治療
この段階では、血栓のできた原因を調べて、それに適した治療を行います。
心原性の脳梗塞
- 心臓の中でできた血栓が、脳血管を閉塞する脳梗塞です。
- 心原性脳塞栓の原因として最も多いのは心房細動という不整脈です。
- 心原性脳梗塞の治療には抗凝固薬が用いられます。
非心原性の脳梗塞
- 脳の太い血管が詰まるアテローム血栓性脳梗塞
- 脳の細い血管が詰まるラクナ梗塞
- 非心原性脳梗塞の治療は抗血小板薬
発症から1週間以降の治療:再発予防
この段階では、脳梗塞の原因を特定し、再発予防を行います。
- 動脈硬化
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 喫煙
- 問題のある飲酒行動
- 慢性腎臓病
- 不整脈(特に心房細動)
脳梗塞のその他の原因
がん
がんの進行とともに、全身の至る所で炎症、修復、血栓形成などが発生し、免疫状態も急激に変化して心臓、血管、血液などに異常な反応が起こり、脳梗塞を発症させることがあります。
卵円孔開存
卵円孔開存があると、何らかの原因で下肢の血管に生じていた血栓が、右心房から左心房に入り込んでしまい、脳の血管を詰まらせて脳梗塞を引き起こすことがあります。
当院の治療
当院では脳卒中に対してAWG療法(自費)を行っています。
