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腰痛 タイプ別の治療 決定版 「足のしびれを伴う腰痛 座骨神経痛」(きょうの健康)

[2026.03.11]

坐骨神経痛を伴いやすい腰痛の代表格は「腰部脊柱管狭窄症」です。足のしびれや痛みの影響で、長い距離を続けて歩けなくなる症状が現れやすくなります。また「腰椎椎間板ヘルニア」も、発症部位によっては坐骨神経痛を引き起こします。どちらの疾患も、現在はしびれ対策の薬や、手術を行わずに治す新しい治療法が選択肢に加わっています。日頃から背筋のトレーニングを行い、腰に負担をかけない体づくりを意識することが大切です。

坐骨神経痛とは?下半身に広がる痛みとしびれの正体

坐骨神経は、腰から足先まで伸びている体の中で最も長い神経です。この神経が何らかの原因で圧迫・刺激されると、腰や下半身の広範囲に電気が走るような痛みや焼けるような痛みが生じます。多くの場合、痛みとともにしびれを伴うのが特徴で、これを総称して坐骨神経痛と呼びます。

坐骨神経痛を引き起こす主な疾患には「腰部脊柱管狭窄症」や「腰部椎間板ヘルニア」があります。症状が悪化すると、歩行困難排尿障害を招き、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあるため、早期に適切な治療を始めることが重要です。

加齢が主な原因となる腰部脊柱管狭窄症

脊柱管とは、背骨の中を通る神経の通り道のことです。加齢に伴い、骨の変形や靭帯が厚くなることでこの通り道が狭くなり、中の神経が圧迫される状態を腰部脊柱管狭窄症と呼びます。患者の多くは高齢者で、70代以上の約4割に発症の可能性があるという研究報告もあります。

神経の圧迫箇所による3つのタイプ

腰部脊柱管狭窄症は、障害される神経の場所によって以下の3つのタイプに分類されます。

タイプ 特徴と主な症状
馬尾型 脊髄の末端にある神経の束(馬尾)が圧迫されるタイプ。麻痺の症状が強く出やすく、歩行障害の原因になりやすい。
神経根型 脊柱管から左右に枝分かれした神経の根元が圧迫されるタイプ。強い痛みが出やすいのが特徴。
混合型 馬尾型と神経根型の両方の症状が混在しているタイプ。

特に馬尾型で見られる間欠跛行(かんけつはこう)は、しばらく歩くと痛みやしびれで歩けなくなり、前かがみで休むと再び歩けるようになる特徴的な症状です。前かがみになると一時的に脊柱管が広がり楽になりますが、背筋への負担を避けるため長時間の姿勢維持には注意しましょう。

腰部脊柱管狭窄症の治療選択肢

治療の基本は保存療法ですが、症状の程度に合わせて薬物療法神経ブロック注射手術の順に検討されます。

症状を和らげる薬物療法と副作用

タイプや症状に応じて、血流を改善する薬や神経の痛みを抑える薬を組み合わせて使用します。薬の使用にあたっては、以下の副作用に注意が必要です。

薬剤名 主な効果と副作用
リマプロスト 血流を改善し、間欠跛行を緩和する。副作用として血が止まりにくくなることがある。
プレガバリン・ミロガバリン 神経の痛みを抑える。副作用としてめまいやふらつきが生じることがある。
デュロキセチン 脳の痛みを抑える機能を活性化する。副作用として頭痛や血圧上昇などに注意が必要。
非ステロイド性抗炎症薬 急な痛みに対し短期的に使用。副作用として胃粘膜障害や腎機能障害のリスクがある。

神経ブロック注射による強力な除痛

内服薬で効果が不十分な場合や、激しい痛みがある場合には神経ブロック注射が検討されます。神経の周囲に局所麻酔薬などを直接注入することで、炎症を抑えて痛みの伝達を遮断します。特に神経根型に有効ですが、感染症や一時的な運動麻痺などのリスクも考慮して行われます。

日常生活の質を改善する手術療法

歩行障害や排尿障害が進行し、日常生活が困難な場合には手術を行います。骨を削り神経の通り道を広げることで根本的な改善を目指します。近年の手術は低侵襲化が進んでおり、体力に不安のある高齢の方でも受けやすい手法が増えています。

腰椎椎間板ヘルニアと最新の低侵襲治療

腰椎椎間板ヘルニアの治療でも、基本的には脊柱管狭窄症と同様の薬物療法や神経ブロック注射が行われます。しかし、これらで改善しない場合には、新たな選択肢として酵素注射(椎間板内酵素注入療法)が登場しました。

この治療は、飛び出した髄核に酵素を注入して分解・収縮させることで、神経への圧迫を軽減させる方法です。手術を行わずに済むケースが増えており、健康保険も適用されます。ただし、ヘルニアの状態によっては適応外となるため、専門医への相談が必要です。

坐骨神経痛を予防・改善する運動療法

背筋などの筋力が低下すると、骨や椎間板への負担が増して神経障害を招きやすくなります。痛みが落ち着いている時期を見計らって、以下の運動を習慣にしましょう。

運動1:膝抱えストレッチ

  1. 基本姿勢の準備
    仰向けに寝て、両膝を軽く立てた状態になります。
  2. 片膝を胸に引き寄せる
    息を吐きながら、右膝を両手で抱えるようにして胸の方へゆっくり引き寄せます。
  3. 姿勢をキープして交代
    そのまま5秒間キープします。終わったら左膝も同様に行い、左右5回ずつを1日3セット目安に行いましょう。

運動2:ヒップリフト(腰浮か背筋トレ)

  1. 腰をゆっくり浮かせる
    仰向けの状態で、腰からお尻にかけての部分を床から浮かせます。
  2. 適度な高さを保つ
    背中の下に握り拳1つ分の隙間ができる程度まで上げ、そのまま5秒間保持します。
  3. 無理のない範囲で反復
    5回を1セットとし、1日3セットを目安に継続してください。無理に高く上げすぎないことがポイントです。

当院での腰痛治療

当院では腰痛に対して下記の治療を行っています。

ハイドロリリース注射

トリガーポイント注射

プロロセラピー

ブロック注射

AKA(関節運動学的アプローチ)

物理療法

運動器リハビリテーション(予約制)

漢方療法

AWG療法

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