痛みよさらば!改訂版「ひざ若返り」(あしたが変わるトリセツショー)
軟骨のハリ復活術:栄養液大放出!
この記事では、ひざ痛の原因となる変形性膝関節症の改善と、軟骨を強くする方法について解説します。加齢とともに軟骨がすり減り、痛みが生じる変形性膝関節症は、40歳以上の2人に1人が当てはまると言われています。
ひざ痛改善の鍵は「軟骨のハリ」
通常、軟骨は10年で約1mmすり減ると言われていますが、痛みをなくし軟骨のすり減りを防ぐのに重要なのが、軟骨のハリです。ハリがあるほど軟骨は丈夫になり、強い衝撃に耐えることができます。
「水中ウォーキング」や「自転車をこぐこと」の共通点は、ひざに体重をかけずに曲げ伸ばしすることです。これを「ゆる負荷」と名付けます。
ゆる負荷の仕組み
ひざの内部は「関節液」という栄養液で満たされています。ゆるい負荷をかけると、軟骨が適度につぶれたり元に戻ったりする際に、この栄養液が軟骨の中へしみ込んでいきます。これにより軟骨が栄養を補給し、ハリを取り戻して痛みを改善します。
逆に「体重の増加」「過度な運動」「加齢」などの強い負荷では、軟骨がつぶれっぱなしで栄養液がしみ込まず、ハリが失われてしまいます。
道具いらずでどこでもできる!1回1分「ゆる屈伸」
専門医が推奨する、立ったままゆる~くひざを曲げ伸ばしする方法です。
「ゆる屈伸」のやり方
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ステップ1:準備
まっすぐ立って両手を体の横に自然に垂らします。 -
ステップ2:屈伸運動
ゆっくりひざを曲げ伸ばしします。- ※ひざは90度以上曲げないこと。
- ※一往復2〜3秒程度のゆるい速度で行う。
- ※椅子などにつかまって行ってもOK。
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ステップ3:継続
これを1分間続けます。 -
ステップ4:頻度
朝・昼・晩の1日3回行います。まずは1か月、毎日続けてみましょう!ひざが痛いときは休みましょう。
名医が実践!ひざ痛改善法ベスト3
- 第1位:体重を減らす 体重が増えればひざの負担は大きくなり、痛みが悪化する悪循環に陥ります。体重を1割減らすと痛みは楽になると言われています。
- 第2位:“ゆる負荷”で筋力トレーニング 片足を上げて10秒間保ち、3秒間休みます。太ももの前側に負荷を意識します。片足10回ずつ、1日最低1セット行いましょう。熱や強い痛みがあるときは控えてください。
- 第3位:靴に足底板(中敷き)を入れる O脚の人はひざの内側に負担がかかるため、外側が高い中敷きを入れると負担が減り、歩きやすくなります。医療機関で保険適用で作ることができます。
1日6秒!ひざ肉の引き締め術
年齢も体型も関係なし!ひざの筋肉に起こる霜降り化
太ももの内側の筋肉「内側広筋(ないそくこうきん)」の内部に脂肪がたまる「霜降り化」が、ひざ痛のリスクになることを突き止めました。内側広筋が健康だとひざが安定して軟骨への負荷が小さくなりますが、霜降り化するとひざが不安定になり、負荷が大きくなります。
霜降り化は20代〜30代の若い人でも確認されており、共通点は「歩く以外の運動習慣がない」ことでした。内側広筋は歩くだけでは十分に鍛えられないのです。
1日わずか6秒!「足首クロス」でひざ痛の予防&改善
「6秒足首クロス」は、ふつうに歩いたときの10倍もひざの筋肉が活性化します。
「足首クロス」のやり方
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ステップ1:準備
背筋を伸ばしてイスに座ります。 -
ステップ2:足首をクロス
右足を後ろ、左足を前にして足首をクロスします。 -
ステップ3:押し合う
両足首を全力で押しつけ合う(右足は前へ蹴りだし、左足はそれを押さえるイメージ)。- ※どちらかの足は地面につけること。
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ステップ4:キープ
6秒間キープします。 -
ステップ5:組み替え
足を逆に組み替えて同様に6秒間行います。1日最低1回は行いましょう。
ひざ肉の霜降り化チェックリスト
チェック① 30秒イス立ち上がりテスト
- 固定できる丈夫なイスに座り、足は肩幅、手は胸の前でクロスします。
- 30秒間で、ひざが伸びきるまで何回立ち上がれるか数えます。
- 下記の評価表で確認し、「やや劣っている」「劣っている」の場合はチェック②へ進みます。
チェック② 3項目の質問
- 歩く以外の運動習慣がない
- 坂や階段でひざが笑う
- O脚になってきた(もとからの方は除外)
一つ以上当てはまった場合は、霜降り化の可能性あり!
ひざ痛Q&A
| Q1 サプリ(グルコサミン等)は効く? | 【×】 鎮痛・機能改善効果は認められず、有効性は否定的です。口から摂取しても体内で分解されるため、軟骨保護にはつながりません。 |
|---|---|
| Q2 痛いときは冷やす?温める? | 【△】 急な痛みや腫れ・熱があるときは冷やす。慢性的な痛みで熱がないときは温めてください。 |
| Q3 ひざサポーターは効く? | 【◯】 関節を安定させ軟骨を保護します。ただし、筋力低下を防ぐため常用は避け、必要なときだけ使いましょう。 |
| Q4 正座はしないほうがいい? | 【◯】 ひざを深く曲げる動作は軟骨に大きな負荷がかかります。なるべく避け、必要な場合は専用のイスを使いましょう。 |
| Q5 ポキポキ音がしても大丈夫? | 【△】 たまに鳴る程度なら心配ありませんが、頻度が増えたり痛みを伴う場合、または「ジャリジャリ」「ゴリゴリ」とすれる音がする場合は整形外科を受診してください。 |
当院での治療
当院ではひざ痛に対して、下記の治療を行っています。
