早く治したい!首の痛み 「その痛みの原因は?」首下がり症候群(きょうの健康)
首の痛みの原因は、特徴的な症状によってある程度推測することが可能です。朝起きたときから痛むのか、あるいは夕方にかけてつらくなるのか、症状の現れ方は診断の大きな手がかりとなります。放置すると悪化し、日常生活に支障をきたす恐れがあるため、それぞれの見分け方や原因を正しく理解しましょう。
首の痛みを放置するリスクと適切な診断の重要性
朝起きたときの首の痛みや仕事中の重だるさ、さらに手にまで及ぶしびれを経験したことはありませんか。そのうち治るだろうと放置してしまう方も少なくありませんが、症状が悪化すると治療が長期化することもあります。首の痛みは原因によって対処法が大きく異なるため、まずは自身の症状の原因を正確に見極めることが大切です。
首の基本構造と痛みが起こる仕組み
首は7つの骨で構成される頚椎が、筋肉や靭帯によって支えられることで成り立っています。骨と骨の間にはクッションの役割を果たす椎間板があり、その背後には脳と体をつなぐ重要な神経の束である脊髄が通っています。首の痛みは、これらの骨・筋肉・靭帯・椎間板・神経のどこに問題が生じているかによって分類されます。そのため、首の構造を理解することが原因特定の第一歩となります。
症状から判別する首の痛み4つのタイプ
首の痛みが起こる原因のうち、代表的な4つのタイプとそれぞれの特徴をまとめました。
| 朝起きた直後から痛い | 寝違えの可能性が高い状態です。 |
|---|---|
| 夕方にかけて徐々につらくなる | 慢性的な首こりが疑われます。 |
| 痛みに加えてしびれを伴う | 神経が圧迫されて起こる神経障害の疑いがあります。 |
| 首をまっすぐ保つのがつらい | 筋力低下などが原因の首下がり症候群が考えられます。 |
これらの症状は確定的な診断ではありませんが、原因を絞り込むための重要な指標となります。
首下がり症候群の主な症状と日常生活への影響
痛みはそれほど強くなくても、首をまっすぐ保つのが困難な場合は首下がり症候群が疑われます。主な症状には以下のようなものがあります。
- 視線が下を向いてしまい、うまく歩けない
- 下を向いてしまうことで食事がスムーズにできない
- 首の後ろ側に常に強い重だるさを感じる
この疾患の主な原因は、首の後ろ側の筋肉が弱まることによる筋力低下である場合が多く見られます。
的確な診断のための検査とブロック注射
医療機関では問診や触診のほかに、画像検査を用いて詳しく状態を調べます。
- エックス線検査
- MRI検査
- CT検査
また、診断と治療を兼ねてブロック注射を行うこともあります。これは痛みが出ている神経の近くに直接薬を注射する方法で、これによって痛みが和らげばその神経が原因であると特定することが可能です。
首下がり症候群の治療法とリハビリテーション
首下がり症候群は、現在では多くの場合リハビリによって改善が期待できるようになりました。運動療法によって筋肉の使い方のバランスを整えることが、症状を根本から改善するために非常に重要です。
整形外科を受診する目安とセルフケアの判断
首の痛みがあるとき、市販の湿布で様子を見るか受診するか迷うこともあるでしょう。一つの判断基準は、日常生活に支障が出ているかどうかです。支障がある場合は我慢せず、早めに整形外科を受診してください。軽い症状であればセルフケアで改善することもありますが、中には早急な対応が必要な疾患も隠れているため、痛みが続く場合は専門医による診察を受けることが推奨されます。
当院での治療
当院では首下がり症候群に対して下記の治療を行っています。
