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心臓の取説★衰えている人続出&秘密はあの動き(あしたが変わるトリセツショー)

[2026.05.01]

心臓の健康を守るための正しい知識:心臓の取扱説明書

日本人の死因で、がんに次いで多いのが心臓病です。現在、心臓の機能が衰えてしまう心不全の患者が急増しており、医療現場では心不全パンデミックという言葉で警鐘を鳴らしています。心臓は私たちの命を支える重要な臓器ですが、その仕組みや正しいケアについては意外と知られていません。いつまでも健やかな心臓を維持するために、適切な管理方法を学びましょう。

失ったら戻らない心筋細胞と心不全のリスク

心不全とは、心臓の最も重要な役割である血液を送るポンプ機能が悪くなり、全身に必要な血液を十分に送り出せない状態を指します。このポンプの動きを支えているのが、数十億個の心筋細胞です。心筋細胞は皮膚や他の臓器と異なり、一度ダメージを受けて死滅してしまうと、ほとんど再生することがありません。そのため、心不全は予防と早期発見が極めて重要となります。

心臓がカチカチに硬くなる拡張不全(HFpEF)の恐怖

近年、心臓病の自覚がない人にも起こるカチカチ心不全が増加しています。これは、心臓が血液を受け取る際に膨らむことができなくなる状態で、専門的には拡張不全(HFpEF:ヘフペフ)と呼ばれます。心臓が硬くなると、血液が十分に送り出せなくなるだけでなく、心臓の手前にあるに血液が滞り、漏れ出した水によって激しい呼吸困難を引き起こす原因となります。

心臓を硬くする最大の原因は高血圧

心臓をカチカチにする最大の要因は高血圧です。血圧が高い血管に血液を送り出すには、心臓に強い負荷がかかり続けます。この状態が続くと、心筋細胞が肥大化して心臓の壁が分厚くなり、次第にコラーゲンなどの影響で硬化してしまいます。まさに心臓が「過度な筋トレ」を強いられている状態といえるでしょう。

心臓のSOSを数値で知るBNP検査の重要性

心臓への負荷を客観的に評価する指標としてBNP検査があります。BNPとは、心臓に負担がかかった際に分泌されるホルモンで、いわば心臓が発するSOSのサインです。この値は血液検査で簡単に測定することができ、かかりつけ医で把握することが可能です。実際に、BNP検査を積極的に導入した地域では、心不全の早期発見率が5割増加したというデータもあります。

BNP検査を受ける際の注意点
  • 肥満の方はBNPの値が低く示される傾向があるため、数値だけで判断せず医師の診察を受けてください。
  • BNP値が高いからといって必ずしも心不全とは限りませんが、精密検査の重要な指標となります。
  • 健康診断や人間ドックのオプションとして追加できる場合もあります。

心不全の早期発見セルフチェックリスト

以下の「チェック1」と「チェック2」の両方に当てはまる項目がある場合は、循環器専門医への受診を検討してください。

チェック1:基礎疾患やリスク因子の確認
高血圧 上の血圧140mmHg以上、または下の血圧90mmHg以上
糖尿病 空腹時血糖126mg/dL以上、またはHbA1c 6.5%以上
慢性腎臓病 GFRが60mL/分/1.73㎡未満の状態が3か月以上継続
貧血 ヘモグロビン値が男性13g/dL以下、女性12g/dL以下
肥満 BMIが25以上
脂質異常症 LDLコレステロールが140mg/dL以上など
心疾患の既往 心房細動、弁膜症、狭心症、心筋梗塞など
チェック2:自覚症状の確認
  • 階段の上り下りなど、体を動かすと息切れがする。
  • 下半身、特にすねのあたりにむくみがある。

第2の心臓を活用して心臓を休ませる方法

心臓の負担を減らす鍵は、第2の心臓と呼ばれるにあります。重力によって下半身にたまった血液を、ふくらはぎの筋肉がポンプのように押し戻すことで、心臓の働きを強力にサポートします。また、足の筋肉を使うと、血圧や血糖値を安定させるホルモンが分泌され、心臓を保護する効果も期待できます。

心臓を長持ちさせるための歩行ステップ

特別な筋トレを行わなくても、日常の「歩き方」を工夫するだけで心臓への負担を軽くできます。

  1. 足上げ歩行の実施
    太ももが地面と水平になるまで(ひざの角度90度が目安)足を上げて歩きます。高く上げるのが難しい場合は、地面から5〜10cm浮かせるだけでも足の筋肉をしっかり使えます。
  2. ちょこっと速歩の取り入れ
    足上げ歩行に慣れてきたら、少しスピードを上げた「早歩き」を組み合わせましょう。目安は会話や鼻歌が歌える程度の負荷です。
  3. 適切な頻度での継続
    1日8,000歩、週3日を目標に継続しましょう。ただし、息が切れて会話ができないほどのスピードは心臓への過度な負担となるため注意してください。
運動を行う際の重要な注意点

過去に心臓病の診断を受けたことがある方は、自己判断での運動は非常に危険です。必ず主治医に相談し、指示された範囲内で活動してください。また、運動中に痛みや違和感が生じた場合は、すぐに中止して医療機関を受診しましょう。

当院での治療

当院では心不全に対して、AWG療法(自費)を行っています。

AWG療法

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