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命を救う!いびきのトリセツ★睡眠時無呼吸大解明SP(あしたが変わるトリセツショー)

[2026.05.03]

家族やパートナーからいびきの大きさを指摘されたことはありませんか?いびきは単なる騒音ではなく、背景に深刻な病気が隠れている可能性があります。正しく原因を理解し、適切な対策を講じることが健康維持への第一歩です。

放置は禁物!いびきの原因と睡眠時無呼吸症の基礎知識

いびきが発生するメカニズム

いびきが生じる主な原因は、睡眠中に「舌」や「口蓋垂(のどちんこ)」が重力や筋肉の緩みで下がり、気道を狭くすることにあります。狭くなった通路を空気が通る際、喉の周囲の柔らかい組織が振動し、その音が口の中で響くことで大きないびきとなります。特にお酒を飲んだ後や疲労が溜まっている時は、筋肉が通常より緩みやすくなるため、いびきをかきやすくなります。

閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)とは

いびきの影に隠れて見過ごされがちなのが、閉塞性睡眠時無呼吸症です。これは、狭くなった気道が完全に、あるいは部分的に塞がってしまうことで、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう病気です。日本国内では推定2,200万人の患者がいるとされていますが、実際に治療を受けているのはわずか80万人程度。実に9割以上の人が治療を受けずに見過ごしているのが現状です。

AHI(無呼吸低呼吸指数)による重症度判定

睡眠中の呼吸状態を示す指標として、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数を示すAHIがあります。専門機関での検査により、以下の基準で診断が行われます。

AHI数値(1時間あたり) 重症度判定
30以上 重症
15以上30未満 中等症
5以上15未満 軽症

AHIが5以上で、いびきなどの症状がある場合に睡眠時無呼吸症と診断されます。中等症以上は治療が必要とされています。

命のリスクも?睡眠時無呼吸症が引き起こす合併症

酸素不足が体に与える深刻な影響

重症の睡眠時無呼吸症では、血中の酸素飽和度が時に50%程度まで低下することがあります。これはエベレストの頂上にいる状態に匹敵する過酷なレベルです。脳や体への酸素供給が不足すると、不足分を補うために心拍数や血圧が上昇し、心臓や血管に極めて大きな負担をかけます。

未治療の場合の生存率低下

睡眠時無呼吸症を治療せずに放置すると、以下のような重大な疾患を引き起こすリスクが高まります。

  • 高血圧・心筋梗塞・脳卒中:血管への過度な負担が原因となります。
  • 糖尿病:慢性的な酸素不足がすい臓の機能に影響を与えます。
  • 認知機能の低下:脳細胞へのダメージが蓄積します。

米国の調査では、未治療の重症患者は、健康な人に比べて18年後の死亡率が明らかに高いという結果も報告されています。早めの診断と治療が、寿命を左右すると言っても過言ではありません。

5秒でできる!睡眠時無呼吸症のリスクチェック

口蓋垂(のどちんこ)の見え方による判定

まずは鏡の前で、声を出さずに口を大きく開き、舌を全力で出してみてください。その時の口蓋垂の状態から、気道の狭さを推測できます。

判定区分 口蓋垂の状態
Class I 口蓋垂が全部見える
Class II 先端以外は見える
Class III 根元がかろうじて見える
Class IV 全く見えない

日常的にいびきをかき、判定がClass IIIまたはClass IVに該当する方は、睡眠時無呼吸症のリスクが高いと言えます。

なぜ無呼吸になるのか?2つの主な原因

  1. 肥満:舌の根元には脂肪がつきやすく、肥満の方は寝ている時に舌で気道が圧迫されやすくなります。
  2. あごが小さい:日本人に非常に多い原因です。あごが小さいと口の中が狭いため、舌が収まりきらずに喉の奥へ落ち込みやすくなります。

※日本人の患者の4割以上は肥満が原因ではないと言われており、痩せているからといって安心はできません。

あごの小ささをセルフチェックする手順

自分のあごが小さいかどうかは、以下の手順で簡単に確認できます。

  1. 測定の準備をする
    定規や人さし指など、まっすぐな棒状のものを用意します。
  2. 鼻先と上唇を結ぶ
    用意したものを鼻の頭と上唇の先にそっと当てて、直線(Eライン)を作ります。
  3. 下あごの接触を確認する
    その直線上に対し、自分の下あごの先がつくかどうかを確認します。
  4. 判定の結果を見る
    下あごが直線から離れている場合は、あごが小さい可能性があります。

専門医による治療と家庭でできる対策

睡眠時無呼吸症リスクチェックシート

以下の項目に心当たりがある場合は、専門医への相談を推奨します。

  • 日常的にいびきをかいている
  • 口蓋垂の見え方が「Class III」または「Class IV」である
  • BMIが25以上、またはあごのチェックで下あごが直線につかない
  • 起床時に口が渇いている、または熟睡感がない

専門医は「日本睡眠学会」や「日本睡眠歯科学会」のホームページから探すことが可能です。適切な治療により、睡眠の質は劇的に改善します。

医療機関で行われる主な治療法

治療法 内容と適応
マウスピース 下あごを前方に固定することで舌の沈下を防ぎます。主に軽症〜中等症の方が対象で、保険適用も可能です。
CPAP(シーパップ) 鼻から空気を送り込み、気道を広げた状態を保ちます。中等症〜重症の方に非常に効果的です。

自宅でできる簡単セルフケア

軽度のいびき対策として、今日から実践できるケア方法です。

  • 横向き寝:重力による舌の落ち込みを防ぐため、抱き枕などを利用して横向きに寝る習慣をつけましょう。
  • スニッフィングポジション:首の下にタオルを敷き、鼻が少し上を向くように調整することで、空気が通りやすくなります。

当院での治療

当院では睡眠時無呼吸症に対して、AWG療法(自費)を行っています。

AWG療法

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