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スパイスで食卓革命!和食&洋食激ウマ技(あしたが変わるトリセツショー)

[2026.05.12]

スパイスの魅力である「辛み」「色」「香り」の中でも、特に香りの成分を最大限に引き出すためには、世界的な常識となっている「ある方法」があります。それは、単一ではなく複数のスパイスを混ぜ合わせることです。複数を組み合わせることで、風味はより豊かに変化します。

スパイスの香りを最大限に生かす「混ぜる」技術

フランスの伝統的な「キャトルエピス」や、日本でおなじみの「カレー粉」「七味とうがらし」などは、すべて複数のスパイスを調合したミックススパイスです。複数を混ぜることで、鼻の奥にある嗅覚受容体において「香りの干渉作用」という現象が起こります。

複数の香り物質が受容体を奪い合うことで、脳はそれを「新たな香り」として知覚し、料理の風味がより層の厚い、豊かなものへとアップグレードされます。

ミックススパイスの例 主な構成
キャトルエピス クローブ、ジンジャー、ナツメグ、黒こしょう
カレー粉 数種類から数十種類のスパイスを調合
七味とうがらし 唐辛子を主軸とした日本独自のミックス

(主なスパイス:レモン、ナツメグ、シナモン、パプリカ、コリアンダー、クミン、花椒など)

いつもの料理が劇的に変わる「特製ミックススパイス」

スパイス調合家の日沼紀子さん直伝の、身近な料理を格上げする配合をご紹介します。

コンビニ弁当も本格派に「洋食ミックス」

こしょう 小さじ1
ナツメグ(パウダー) ひとつまみ
シナモン(パウダー) ひとつまみ
  • 肉などの下味として使用するほか、炒め物やコンビニ弁当の味変アイテムとしても有効です。
  • 加える量はお好みで少量ずつ試してください。

おうちチャーハンがお店の味に「中華ミックス」

こしょう 小さじ1/2
花椒(パウダー) 小さじ1/4
八角(パウダー) ひとつまみ
  • 味付けをするタイミングで一緒に加えるのがおすすめです。
  • 花椒には特有の辛みがあるため、お子様が食べる場合は分量に注意してください。

香りのグループを知ってスパイスを上手に代用する

スパイスの香りは大きくグループ分けが可能です。同じグループ内であれば、手元にないスパイスを他のもので代用しても、料理の方向性を崩さずに仕上げることができます。

甘いグループ シナモン、ナツメグ、クローブ、オールスパイス、八角、アニス、フェンネルなど
エスニックグループ コリアンダー、クミン、フェヌグリーク、サフランなど
辛みグループ とうがらし系、こしょう系、マスタード系、山椒(さんしょう)系など

パウダースパイスの香りを3倍に高める「練りスパ」

粉状のパウダースパイスは香りが逃げやすく、加熱中に焦げてしまうことが欠点です。これを解消するのが練りスパという手法です。水分を含ませることで焦げ付きを防ぎながら香り成分を抽出でき、一般的な炒め方と比較して約3倍の香りを維持できるというデータも出ています。

練りスパの基本の作り方

【材料】クミン、パプリカ、ナツメグ(各パウダー)各小さじ2、水 大さじ2

  1. スパイスの混合
    器に各スパイスを入れて、ムラがないように混ぜ合わせます。
  2. ペースト状に仕上げる
    水を加え、全体がなめらかなペースト状になるまでよく混ぜます。※冷凍保存も可能ですが、早めに使い切ってください。

練りスパ活用レシピ:チキンソテー&カレー

香りMAXのチキンソテー

  1. 下準備
    鶏もも肉に塩を振ります。
  2. 皮目を焼く
    弱火で皮をパリッと焼き、裏側も同様に火を通します。
  3. 練りスパの投入
    仕上げに練りスパ(小さじ2)を加え、溶け出した油と絡ませるように焼き上げます。

大人の味に変わる練りスパカレー

  1. ベース作り
    通常通り食材を切り、肉と野菜を炒めて水で煮込みます。
  2. ルーの投入
    一度火を止め、カレールーを溶かし入れます。
  3. 仕上げの香り付け
    練りスパにチリペッパーを混ぜたものを鍋に加え、さらに2〜3分煮込んで完成です。

保存もできる万能調味料「スーパー練りスパ」

にんにくと油を加えた「スーパー練りスパ」は、麺類などのトッピングにも最適です。

【材料】練りスパ 大さじ3、油 大さじ4、にんにく(みじん切り)1片分、塩 小さじ1、砂糖 少々

  1. 香りを引き出す
    フライパンに油とにんにくを入れ、弱火でじっくり炒めます。
  2. 調味
    練りスパ、塩、砂糖を加えます。
  3. 加熱調理
    中弱火で1分ほど混ぜながら加熱します。※冷蔵保存で3〜4日以内に使い切ってください。

和食に深みを与え減塩にも寄与する「スパイ酒」

「スパイス×酒」を組み合わせたスパイ酒は、和食の隠し味として非常に優秀です。だし汁に加えることでうまみや甘みが強調され、塩分を控えても美味しく感じられるため、健康的な減塩調理にもつながります。

新調味料「スパイ酒」の作り方

クミン(パウダー) 少々
パプリカ(パウダー) 小さじ1/2
ナツメグ(パウダー) 小さじ1/2
料理酒(加塩タイプ) 150g
  1. 混ぜ合わせ
    広口の耐熱容器に料理酒と各スパイスを入れ、よく混ぜます。
  2. レンジ加熱
    ラップをせず、500Wの電子レンジで6分加熱します。※冷蔵保存し、早めに使用してください。

スパイ酒活用レシピ:しょうが焼き&筑前煮

スパイ酒入り豚のしょうが焼き
小麦粉をまぶして焼いた豚肉に、しょうゆ・砂糖・水・しょうがと、スパイ酒(小さじ2)を合わせたタレを絡めます。

スパイ酒入り筑前煮
鶏肉と野菜を炒め、だし汁、砂糖、しょうゆ、スパイ酒(大さじ3)を加えて煮込みます。

【注意点】
スパイ酒自体の塩分を考慮し、他の調味料(しょうゆ等)は通常の半分程度に控えるのがポイントです。また、スパイスの過剰摂取には注意し、適切な量でお楽しみください。

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