みんなの知りたい! 「手指のトラブル」(きょうの健康)
手指の痛みや変形、違和感に関するよくある質問に専門家が回答します。ヘバーデン結節に関連する症状や、日常生活でのケア、治療法について正しく理解し、適切な対策を講じましょう。
ヘバーデン結節ともやもや血管への治療効果
ヘバーデン結節による指の痛みに対し、もやもや血管を対象とした治療を検討される方が増えています。まずはその性質と治療の考え方について解説します。
| もやもや血管 | 炎症などが原因で異常に増殖した、もやもやと見えるような血管のこと |
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もやもや血管の正体と適切な手指のケア方法
このもやもや血管が変形性関節症の痛みの原因ではないかという説があり、動脈の中に薬を流して血管をつぶす治療法が一部で実施されています。しかし、治療を受けても十分に改善しないケースも見受けられます。
日常生活においては、指先の負担を減らすために手を使いすぎないことが重要ですが、過度な安静は禁物です。安静にしすぎると筋肉が衰え、かえって指の動きが悪くなるという逆効果を招く恐れがあります。症状のある関節を保護しながらも、手の筋肉を適度に動かすエクササイズを取り入れることが推奨されます。
朝の指のこわばりや痛みに対するセルフケアと予防法
朝起きた時に指が痛んで曲がったまま動かない症状は、多くの患者様が不安に感じられるポイントです。しかし、これによって指が動かなくなるという心配はほとんどありません。
朝のこわばりへの対処法と自宅で作れる固定具
この症状は、神経の異常ではなく痛みがあるために一時的に動かせない状態であると考えられます。起床時は無理に動かそうとせず、まずはゆっくりと動かし始めるようにしてください。また、夜間の対策として、指を固定する当て木の装着が非常に効果的です。
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固定具の準備
家庭にある割り箸やアイスクリームの棒を、指の長さに合わせてカットします。 -
指への固定
医療用のテープなどを使用し、指の2~3か所を固定して安定させます。 -
夜間の装着
就寝中に装着することで朝のこわばりを軽減し、スムーズな動きをサポートします。
治りにくい指先のいぼと粘液のう腫の判別
指先にできたいぼが長期間治らない場合、それは一般的な皮膚のいぼではない可能性があります。特にヘバーデン結節を患っている場合は、別の病態を疑う必要があります。
| 粘液のう腫 | 第一関節の変形性指関節症に伴い、関節にできた袋にゼリー状の物質がたまるガングリオンの一種 |
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粘液のう腫の正体と根本的な治療法
指先にできる透明な小さないぼのような見た目から、専門医でなければいぼと見誤ることがあります。しかし、その正体は関節から発生した袋であるため、皮膚の表面を処置する液体窒素による治療や軟膏では効果が期待できません。
一時的に中身が出て消失することもありますが、多くの場合で再発を繰り返します。根本的に改善するためには、手術によって関節にできた袋を根元から取り除くことが最も確実な方法としてお勧めされます。
当院での治療法
当院では下記の疾患に対して、動注治療(自費)を行っています。
- 腱鞘炎
- へバーデン結節
- 母指CM関節症
- テニス肘
- ゴルフ肘
- アキレス腱炎
- 足底腱膜炎など
