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「足のSOS」痛み・むくみに潜む危機(あしたが変わるトリセツショー)

[2026.04.11]

足の血管が詰まることで起こる「足梗塞」は、正式には末梢動脈疾患と呼ばれており、推定患者数は300万人以上いるとも言われています。急激に症状が悪化すると、足の切断を余儀なくされる場合もあるため、早期の発見と対策が非常に重要です。

足梗塞の正体と血管の石灰化

足梗塞を引き起こす大きな要因は、足の血管内で起こる石灰化という現象です。動脈硬化が進んだ血管の内側にコブのような膨らみができ、そこに血液中のカルシウムが付着することで、血管が骨のように固まってしまう状態を指します。

動脈硬化が起こりやすい方の特徴

特に以下の項目に該当する方は、動脈硬化が進行しやすいため注意が必要です。

生活習慣・疾患 糖尿病、喫煙習慣、腎臓病、高血圧、高コレステロール

足からのSOSサインと見逃しやすい理由

足梗塞の初期症状として最も現れやすいのが筋肉の痛みです。血管が詰まって酸素や栄養が届きにくくなるため、筋肉が悲鳴を上げている状態です。しかし、このサインはいくつかの理由で看過されがちです。

症状に気づきにくい3つの理由

理由1:休息による緩和 歩行中に痛みが出ても、少し休むと酸素が供給されて痛みが治まるため、「年齢のせいだ」と誤解してしまう。
理由2:代わりの血管の発達 太い血管が詰まっても、体が新しい血管を作ったり細い血管を太くしたりして栄養を届けようとするため、痛みが和らいでしまう。
理由3:糖尿病による神経障害 糖尿病の方は神経障害を併発していることがあり、血管が詰まっていても痛みを感じにくい場合がある。

足梗塞の早期発見に役立つABI検査

足梗塞をいち早く見つけるために有効なのがABI検査です。これは、腕と足の血圧を同時に測定することで、足の血管の詰まり具合を調べる検査です。もし足の血圧が腕の血圧よりも低い場合、血管の詰まりが強く疑われます。

ABI検査推奨スコア・チェックリスト

合計が7点以上の方は、年に1回の定期的なABI検査を受けることをおすすめします。

リスク項目 点数
糖尿病、喫煙、腎臓病(透析中)、65歳以上 各4点
高コレステロール、高血圧、腎臓病(非透析) 各3点〜2点
50歳以上 1点

今すぐできる足梗塞の簡易セルフチェック

以下の手順で、自分の足の状態を確認してみましょう。当てはまる項目がある場合は、専門医への相談を検討してください。

  1. 足の血色チェック
    横になり、足を1分ほど高く上げたときに、足の血色が極端に悪くならないか確認します。
  2. 歩行時の痛み確認
    5分程度連続で歩いた際、太ももやふくらはぎに筋肉痛のような痛みが出ないか、足が青白くならないかを確認します。
  3. 足の傷の治り具合
    足に2週間以上治らない傷がないかを確認します。血流が悪いと傷の治癒が著しく遅れます。

症状があるからといって、すぐに切断につながるわけではありません。生活習慣の改善や投薬、運動療法のほか、カテーテル治療やバイパス手術などで血流を劇的に改善することも可能です。

むくみやだるさは静脈のSOS

足梗塞とは別に、むくみやだるさが続く場合は静脈の逆流が原因かもしれません。足の静脈には血液の逆流を防ぐための弁がありますが、長時間の立ち仕事や座り仕事によって負担がかかると、この弁が壊れてしまうことがあります。

下肢静脈瘤への進行に注意

一度壊れてしまった弁は自然に治ることはありません。放置すると次々と他の弁も壊れてしまい、血管がボコボコと浮き出る下肢静脈瘤という病気に進行する恐れがあります。足の異変を感じたら、早めに血管外科や循環器内科を受診しましょう。

当院での治療

当院では動脈硬化、動脈硬化性疾患に対して、AWG療法(自費)を行っています。

AWG療法

 

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