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「体重の減らし方」「食事で心がけること」…専門医に学ぶ!高血圧対策や肝臓を守る方法(健康カプセル!ゲンキの時間)

[2026.02.13]

今回のテーマは「〜身体を蝕むサイレントキラー〜撃退!高血圧肝臓の病

健康診断で脂質異常症や脂肪肝、脳梗塞の危険因子などが判明したAさん。

体重の増加とともに密かに進行していたのは、サイレントキラーと言われる「高血圧」と「肝臓の病」。

今回は、高血圧対策肝臓を守る方法を紹介します!

高血圧の悪影響と対策 当院での対応

高血圧は自覚症状がないまま進行し、様々な合併症を引き起こす可能性があるため、サイレントキラーと呼ばれています。ここでは、高血圧の悪影響と対策について解説します。

高血圧の診断基準

  収縮期血圧(上) 拡張期血圧(下)
外来 140mmHg以上 90mmHg以上
家庭 135mmHg以上 85mmHg以上

※家庭のほうがリラックス状態で測れるため基準値が低くなります

改善しない高血圧の原因:塩分過多

高血圧が改善しない原因の1つが「塩分多めの食事」です。1日の塩分目標摂取量は、成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満です。日頃から減塩を心がけましょう。

高血圧を放置するとどうなる?

血圧が高い状態が続くと、血管に常に強い圧力がかかり、血管が傷つきやすくなります。血圧が10mmHg上がるだけで脳・心血管疾患のリスクは大きく上昇します。高血圧の状態を放置せず、適切な対策を行うことが重要です。

高血圧の悪影響:動脈硬化

血管は、加齢とともに弾力性を失い硬くなります。つまり動脈硬化は、老化現象の1つです。高血圧になると、血管の内側に常に強い圧力がかかり、やがて傷がつき硬くなります。この状態を動脈硬化と言います。

プラークに要注意

動脈硬化で血管の壁の厚さが1.1mmを超えると「プラークあり」と診断されます。

プラークは、悪玉コレステロールが血管壁内に入り込み、細胞などの残骸が蓄積し生まれます。プラークが破れると傷を塞ごうとして血栓ができ、脳梗塞や心筋梗塞などの原因になります。

失明や視力低下の恐れも

眼球の奥にある網膜の血管が血栓などで詰まると失明や視力低下を引き起こします。さらに、眼の血管は脳の血管とつながっているため、高血圧の影響で目の周辺の血管が痛み始めると脳の病気について気をつけておかないといけません(網膜の血管の状態は健康診断のオプションとして提供される「眼底検査」でわかります)。

血管年齢をチェック!開眼片足立ちテスト

血管の老化度を簡単にチェックできる「開眼片足立ちテスト」をご紹介します。

  1. 目を開けたまま背筋を伸ばして立つ
  2. どちらか一方の足を軽く浮かせ片足で立つ
  3. 片足立ちができた時間を測る

(支えている足がふらつく、もしくは上げた足が地面についたら終了)
※ふらついたときに転倒しないように、つかまれるテーブルの近くで行いましょう

片足立ちの目標時間

年齢 目標時間
60歳未満 60秒以上
60〜69歳 50秒以上
70〜79歳 40秒以上
80歳以上 30秒以上

このテストで20秒以内だった人の30%に「微小脳出血(2つ以上)」、34.5%に「隠れ脳梗塞(2つ以上)」が見つかったというデータがあります。

血圧を下げる!8秒ジャンプ

手軽にできる高血圧対策として、「8秒ジャンプ」をご紹介します。

  1. 背筋を伸ばし、真上にジャンプ
  2. ひざを軽く曲げて着地する

上記を1秒間に2回程度、8秒間行う

8秒×5セットを朝昼晩行う

ポイント

ひざが痛い場合はテーブルなどにつかまり、かかとを上げ下げするだけでもOK。適度な頭の上げ下げが脳への刺激になり、血圧を上げる物質の発生を抑える効果が期待できます。

肝臓の病:沈黙の臓器

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状が出にくいため、注意が必要です。ここでは、肝臓の病の恐怖について解説します。

なぜサイレントキラー?

肝臓自体に痛みを感じる神経はなく「沈黙の臓器」と呼ばれています。肝臓の病は、倦怠感・食欲不振などの軽い症状しかなく、病気がかなり進行するまで自覚症状が出にくい。脂肪肝や肝硬変、場合によっては肝臓がんであっても症状が全くなくて気づかないこともあり得る。

肝機能の数値(血液検査)

肝機能の状態は、血液検査でALT(GPT)AST(GOT)γ-GTPなどの数値を調べます。

検査項目 説明 基準値
ALT(GPT) 肝臓で作られる酵素 30U/L以下
AST(GOT) 肝臓で作られる酵素 30U/L以下
γ-GTP   50 U/L以下

ASTとALTはどちらも肝臓で作られる酵素。肝臓に脂肪が溜まり細胞が破壊されると、これらの酵素が放出され、血中濃度が上がる。

肝臓の病が及ぼす身体への悪影響

肝臓には、小さな仕事から大きな仕事まで500以上の機能があります。そのため、肝臓が悪くなると、身体の代謝・解毒機能・免疫などにも影響を及ぼし、命に関わることもあります。

肝臓の脂肪

肝臓の脂肪は、生活習慣の改善で内臓脂肪や皮下脂肪よりも落ちやすい。

隠れ脂肪肝に要注意

脂肪肝とは、肝臓の細胞に脂肪が過剰に蓄積された状態のこと。脂肪の蓄積が30%を超えると脂肪肝と診断されます。しかし、脂肪が溜まりはじめてすぐに機能が低下したり細胞が破壊されたりするのではなく、徐々に進行するので初期の段階では血液検査の数値に現れないこともある。このように肝機能の血液検査値が基準値以内でも脂肪肝の兆候が見られる状態を「隠れ脂肪肝」と言います。急激に体重が増加した場合などは隠れ脂肪肝の可能性があるので、肝機能の数値が基準値内でも注意が必要。

肝臓を守る方法

ここでは、肝臓を守るための具体的な方法をご紹介します。

体重の減らし方

急激に体重を落とすとリバウンドする可能性が高いです。体重80kgの場合は、体重の5%を落とすことを目標に1か月1〜1.5kg減が上限。半年くらいかけて落とすと良いでしょう。

食事で心がけること

咀嚼には満腹中枢を刺激し、満足感を得やすく食べ過ぎを防ぐ効果があります。ところが、朝食を抜くと咀嚼の機会がなくなり空腹感がアップ。結果、その後の昼食を食べ過ぎるという悪循環に陥りやすい。そのため、朝食を摂りよく噛んで食べることから始めましょう。おすすめの朝食は、魚が入った野菜スープ。野菜は44%、魚は31%肝疾患リスクを低下させるという研究結果があります。

当院での対応

当院では高血圧、動脈硬化、脂肪肝に対してAWG療法(自費)を行っています。

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