「がん対策」命を守る切り札SP(あしたが変わるトリセツショー)
日本人の死因第1位であるがんは、今や2人に1人が経験する身近な病気です。しかし、がんは決して「不治の病」ではありません。適切な知識を持ち、対策を講じることで、大切な命を守ることができます。この記事では、がんの早期発見の重要性とそのメカニズム、そして検診受診を促す取り組みについて解説します。
がんから命を守るための重要な対策
かつては不治の病と恐れられたがんも、現代医療においては早期発見・早期治療によって90%以上が治ると言われています。早期に発見できれば、治療費や身体への負担も大幅に軽減されます。
しかし、注意が必要なのは、初期のがんでは自覚症状がほとんど現れないという点です。症状が出てから受診したのでは、すでに進行しているケースも少なくありません。だからこそ、症状がない段階でがん検診を受けることが極めて重要なのです。
国が推奨する5つのがん検診
現在、日本国内で死亡率を減少させる科学的根拠があり、国が受診を推奨しているのは以下の5つのがんです。
| 推奨される検診対象 | 胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん |
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がん検診の受診を妨げる心理的要因
がん検診の有用性は明らかですが、実際の受診率は4〜5割程度に留まっています。受診をためらう理由として、以下のような声が多く聞かれます。
- 忙しくて受ける時間がない
- 健康に自信があり、必要性を感じない
- 費用が経済的な負担になる
- がんと診断されるのが怖い
人間には「自分だけは大丈夫」と楽観視してしまう心理がありますが、この正常性バイアスが早期発見の機会を逃す原因となっています。
がんは運?知っておきたい発生のメカニズム
「家系にがんがいないから」「生活習慣に気をつけているから」といって安心はできません。近年の研究では、がんの発生に意外な事実が明らかになっています。
がんの主な原因は遺伝子のコピーミス
私たちの体は約60兆個の細胞で構成され、毎日約1兆回の細胞分裂を繰り返しています。この分裂の際、設計図である遺伝子にコピーミスが生じることがあり、これががんの始まりとなります。
健康な人でも毎日数千個の異常細胞が生まれていますが、通常は免疫によって排除されます。しかし、稀に生き残った細胞が異常な増殖を続け、がんへと成長していくのです。
生活習慣だけでは防げない宿命
2017年の科学誌で、がんの原因の約66%がコピーミスによるものという衝撃的な研究結果が発表されました。
| がんの原因内訳 |
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どれほど健康的な生活を送っていても、細胞分裂に伴うがんのリスクは避けられない宿命と言えます。そのため、生活習慣の改善と併せて、定期的な検診が不可欠なのです。
早期発見ができる期間は限られている
がん細胞が「早期発見」可能な状態に留まっている期間は、決して長くありません。細胞がどのように変化していくのか、その段階を理解しましょう。
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がんの芽の発生(潜伏期)
異常な細胞が発生してから、約1cm程度の「悪」の状態に成長するまでには、約15年という長い年月がかかります。 -
早期発見のチャンス(黄金期)
1cm程度の「悪」から、2cm程度の「極悪」へと成長する期間はわずか2年程度です。この期間に発見することが「早期発見」の鍵となります。 -
進行がんへの移行(進行期)
2cmを超えて「極悪」の状態になると、周囲への浸潤や転移のリスクが高まり、早期がんとは呼べなくなります。
現在の医学でも、1cmに満たない極めて小さな「がんの芽」を見つけることは困難です。そのため、1〜2年に一度の定期検診を欠かさないことが、2年間のチャンスを逃さない唯一の方法です。
がん検診受診を促す取り組みとご案内
検診の大切さは理解していても、行動に移すのは難しいものです。そこで、行動科学の知見を活用し、適切なタイミングで受診を促すプロジェクトが実施されています。
自治体と連携し、がんへの関心が高まるタイミングで特別な案内を届けることで、多くの受診を促す試みが行われました。お手元に案内が届いた際は、ぜひ内容を確認してください。
当院での治療
当院ではがん対策としてのAWG療法(自費)を行っています。
